交流ひろば

「医学生留学報告会2018」の開催報告
~慶應義塾大学信濃町キャンパスにて~ 

千葉大学医学部6年 上原 悠治

2018年9月30日に上原悠治(千葉大学医学部6年)、⼤沢樹輝(東京大学医学部6年)、久野真弘(慶應義塾大学医学部6年)らで、短期臨床留学をした6年生の講演会・懇親会を企画しました。30以上の大学、1〜6年生まで150人を超える医学生が集まりました。感謝すると同時に、主催側の我々としてもこれだけの参加者が集まったのは驚きでした。

懇親会では、どんな先輩に話を聞きたいか、要望を事前に聞いたうえで、1~6年生をグループに分けて話す時間を設けて大盛況でした。また「名前・大学・学年・メールアドレス・留学先」を記した名簿も作成し、集まりの後も連絡をとれるようにしました。

多くの医学部が国際化を謳う時代、留学報告会はどこの医学部でも開催されています。しかし、異なる大学の医学生がこれだけの人数集まって留学報告会を行うことは、私の知る限り初めての試みです。色々な医学生が集まって情報交換やモチベーションの維持をすることに、高い需要があったようです。

早速、次の動きとして、臨床以外の留学にも興味があるという声に後押しされ、2018年11月10日に先述の⼤沢樹輝を代表に留学報告会スピンオフ企画「MPH/MBA/PhD取得の魅力と留学へ至る道」(於:東京大学医学部本館)を行いました。この企画では、それぞれの課程を修了した後に様々な場所で活躍している先生方をお招きしました。今年度だけでなく、毎年同様の企画が続くことを願っています。

医学生留学報告会2018 プログラム
2018年9月30日(日)
第1部: プレゼン形式による留学報告会
1.「USMLE step2 CS受験及び南カルフォルニア大学臨床留学体験談」
日本医科大学医学部6年 坂本 路果
2.「医学生が見たG7サミット前哨戦〜Y7サミットとは〜」
東京医科歯科大学医学部6年 谷本 英理子
3.「研究〜臨床留学を通じて: 理想のmedical oncologistへの道」
千葉大学医学部6年 上原 悠治
第2部: 懇親会

留学報告会の主催団体への連絡先
Mail:igakuburyugaku[a]gmail.com([a]をアットマークに変えてください)

 

医学生のための『心の復興支援』スタディーツアー in 福島県飯舘村 開催報告

LTL(Life Through Life)代表 遠田 泰平

福島県飯舘村は、もともと人口6,000人あまりの小さな村で、美しい自然を背景に地域振興に力を入れていました。しかし2011年の東日本大震災で全村避難を余儀なくされ、2017年3月に避難指示が解除された後も帰村する人は少なく、現在の居住者は800人程度です。コミュニティが壊れ、風評被害も残るなかで、住民の心と体の健康を守るため“レジリエンス”(回復力)を高める活動が求められています。そんな飯舘村の方々と交流し、復興の様子を学び、自らも成長していくため、2018年10月7日から8日に、医学生を中心とした飯舘村支援ツアーを行いました。

初日は沿岸の相馬市にある伝承鎮魂祈念館等を巡りながら震災被害について学んだ後、夜は飯舘村村長の菅野典雄氏や原子力規制委員会前委員長の田中俊一先生らをお迎えしてお話しいただき、交流する時間を持ちました。

二日目は、朝から車で村の復興の様子を見学して回り、その後、村民の方々の健康相談を中心とした医療ボランティアを行いました。多くの村民の方々にお越しいただき、健康面でのサポートが必要とされていることを感じました。午後は、昨年も飯舘村で復興ソングを披露したバンド“GReen+Gold+Project”と協力してライブを開催しました。その温かい歌声に酔いしれ、勇気づけられました。ライブも大盛況のうちに終了しました。

菅野村長の、「復興というと元に戻すというイメージがあるけれど、完全に元に戻すことはできない。むしろ新しく村を作っていこうという思いで取り組んでいる」という言葉が印象的でした。逆境のなかにあっても、それを乗り越えてより良いものを作っていこうという村民の方々の意気込みに感銘を受けました。

今回、食事や宿舎なども、村民の方々が用意してくださいました。私たちが支援するというよりも、村民の方々から貴重なことを教えてもらった気がします。現場に足を運んでこそ得られるものがあります。ぜひ、次回の活動にもご期待ください!

最後になりますが、この企画にご支援・ご協力いただいた皆様にこの場をお借りして感謝を申し上げます。ありがとうございました。

活動や参加の問い合わせについて
Mail:lifethroughlife.med[a]gmail.com([a]をアットマークに変えてください)