医療の担い手Project

第29回日本医学会総会2015関西「医療チーム 学生フォーラム」

医療チーム学生フォーラム【医療の担い手Project】
6月29日、京都薬科大学にて医学会総会学生フォーラムの派生イベント「医療の担い手Project」が開催されました。このイベントは「多職種連携やチーム医療というワードはよく耳にするけれど、あまり学部間交流がない。むしろ学生の間から相互理解に努めるべきではないか。」という問題意識から開催され、満足度98%を達成するなど非常に内容の濃いものとなりました。

プレゼンテーションは医・薬・看護の三学部の特徴について、医学部は京都府立医科大学、薬学部は京都薬科大学、看護学部は大阪大学の学生が担当となって行われました。
第1回プロジェクトのテーマは「相互理解」ですが、一口に相互理解といっても、他学部の何を知っていて何を知らないのか、自分自身の学部への理解は十分なのか、これらがわかっていなければ「理解」まで到達できません。参加者に意義ある1日を過ごしてもらうためにも、1つ目の企画では、他学部に対するオドロキを発見し、自身の学部について深く考えるきっかけとなるよう、3学部のカリキュラム、教育・人材育成のスタンス、卒後進路・選択肢の幅について発表しました。

ロールプレイングでは、ケースカンファレンスで自分の職種だけでなく、あえて他職業の役も体験することで、その職業に対するイメージが実感でき、自分の職種も再度理解できたという声が多く寄せられました。

ワークショップでは第1回医療の担い手プロジェクトを通して新しく知ったこと、もっと知りたいこと、これからどんなことがしたいか、の3段階に分けて意見を出し合いました。もともと抱いていたお互いの学部へのイメージをさらけ出し、企画を受けて変化はあったか、もっと知っておくべきことはあるか、学部を超えて協力することで何ができるか、具体的に取り組んでみたいことなどについて議論し、今後につながるものとしました。今回の企画が参加者の方々にとって、何か行動を起こすきっかけとなればと考えています。

講演では弓削メディカルクリニックの森洋平医師に、チーム医療に何が必要か、患者は何を求めているのかについて、実体験からお話しいただき、質疑応答を交え濃密な時間になりました。 最後に、ご協力いただいた関係者各位、京都薬科大学のスタッフの皆様ありがとうございました。現在、第2回医療の担い手Projectに向け活動中です。今後にご期待ください。

北海道最大級の医療系学生交流イベント
11/9[Sat]

North Powers

NorthPowersみなさんこんにちは。今回は北海道の医療系学生団体であるNorth Powersが企画する本会のご案内をさせていただきます。当会は年に一度行われる北海道最大級の医療系学生交流イベントです。

今年度は2人の講師をお呼びしており、前半は“ケア・カフェ”という、医療者・介護者・福祉者によるワールド・カフェ形式の交流を全国で展開されている阿部康之先生による講師企画で、医療者コミュニケーションに関するワークショップを行います。
後半は医学教育コンサルタントとして国内外でご活躍されている齋藤中哉先生による講師企画で、全医療系学部・職種を巻き込んだ多職種連携ワークショップを行います。それぞれ「コミュニケーション」、「チーム医療」がキーワードになっていますが、両者に共通するのは「みんなが当たり前、大事だと思っているところを問い直し、実践的なスキルについて学び、考える」ということだと思います。

その他、北海道の医療系学生・団体が一堂に会して交流を行うなど、共に志を同じくする仲間と出会える非常に濃い1日が企画されております。北海道の方はもちろん、北海道に興味のある医療系学生の方はぜひ奮ってご参加くださいませ。皆様と会場でお会いできますことをスタッフ一同心待ちにしております。

日程:2013年11月9日(土)
会場:札幌医科大学
団体facebookページURL:http://p.tl/8aMp
イベントfacebookページURL:http://p.tl/hrCQ
申込締切:2013年11月2日(土)

25周年記念会 開催報告

公益財団法人日米医学医療交流財団

日米医学医療交流財団7月20日、公益財団法人日米医学医療交流財団の25周年記念会が行われました。1988年10月に設立されたこの財団は、これまで医師を中心として600名以上の留学支援を行っています。また留学希望者を支援するセミナーを主要大学と毎年共催し、看護師やコメディカルに対する海外研修セミナーや、各種学会・研究会への助成なども行っています。記念会では、当財団設立の発起人の一人である日野原重明先生(写真)、当財団米国在住選考委員の赤津晴子先生にご講演いただきました。