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麻しんとは?

感染と症状

注意と予防接種






麻しんウイルスは感染力が非常に強く、感染経路は空気感染、飛沫感染など様々です。多くの場合、感染した人のくしゃみやせきなどでウイルスが飛び散って、それを他の人が吸い込むことで感染していきます。麻しんウイルスへの免疫がない人に感染するとほぼすべての人が発症しますが、一度感染して発症すれば一生免疫が持続するといわれています。

感染後約10〜12日間の潜伏期間をおいて、発熱やせき、鼻水といったかぜのような症状が現れます。その後、発熱は2〜3日続き、いったん熱は下がりますが、口の中に「コプリック斑」と呼ばれる白色の斑点が現れるのも特徴です。そして、再び39℃以上の高熱が出るとともに、発しんが現れます。

発しんは鮮やかな赤色で、首、顔面から体幹部(胸部、腹部、背中)へ、そして身体全体に広がっていきます。かゆみはありません。発しんが出てから3〜4日は高熱やせき、目やに、鼻汁も続きます。乳幼児の場合、下痢や腹痛をともなうこともあります。赤色の発しんは赤褐色に変化していきます。熱が下がり発しんが消えてもしみが残りますが、2週間も経てば消失します。

はしかは、合併症を起こしやすいのも特徴です。主な合併症は肺炎や中耳炎ですが、まれに脳炎を発症することもあり、厳重な注意が必要です。






 
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