日医ニュース 第861号(平成9年7月20日)
都道府県医師会情報システム担当理事連絡協議会
ネットワーク構築を共通認識に
都道府県医師会情報システム担当理事連絡協議会が7月4日、日医会館3階小講堂で開催された。
坪井会長はあいさつのなかで、「今回の協議会は単なる連絡会ではなく、情報システムの必要性を共通認識として確認しあい、医師会総合情報ネットワーク構築をお願いする特別の会」として位置付け、意欲を示した。
小池昭彦常任理事の「平成9年度内に少なくとも日医と全都道府県医師会間が、インターネットにより情報交換ができるよう協力を依頼する」との趣旨説明し、協議に入った。「医師会総合情報ネットワークシステムの必要性」について医療システム研究委員会の開原委員長より解説があり、特に、会員が情報を共有することによる仲間意識を持つことの重要性から、共通のドメイン名(med.or.jp)でお互いの情報交換ができるネットワークづくりが大切であることを強調した。
次いで、秋山委員は、「日本医師会ホームページ等のデモ」のなかで、日医、府県医師会、厚生省、WHO等のホームページを画面で紹介するとともに、開設後の活用とメンテナンスが大切であり、会員はメカニズム等にはこだわらず、ユーザーに徹して利用することが肝要であると述べた。
「ネットワーク構築のためのお願い」について上田委員、「今後の期待」について、情報化検討委員会の津田委員長の話がそれぞれあり、質疑に入り、「ホームページ作成の手順」「生涯教育への活用」「サーバー運用の具体策」等々について活発な意見交換が交わされた。
最後に石川副会長が、日医の趣旨を再確認するとともに、都道府県医師会の協力を要請し、閉会した。