日医ニュース 第871号(平成9年12月20日)

平成9年度都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会

開業医・勤務医を総合した日医に


 平成9年度都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会が、11月28日、高瀬常任理事の司会のもとに日医会館小講堂で開催された。冒頭、坪井会長は、勤務医への対応について、「日本医師会は日本の医療を担当する以上、開業医も勤務医もその区別に関係なく、医療担当者としての努力を払うべきである。世界的にみても、医師会は若い世代の考え方を導入する方向にあり、日医としても真剣に取り組みたい。本協議会が総合的な日本医師会を作り上げるために、実り多い会であってほしい」とあいさつした。

 次いで、高瀬常任理事から、平成9年8月1日現在の勤務医入会率は45.8%、勤務医部会設立は26、委員会は28の都道府県に設置との報告がなされた。

 福岡県医師会の三谷理事からは、10月25日に開催された平成9年度全国医師会勤務医部会連絡協議会についての報告が、濱田委員長からは勤務医現況調査の集計結果と委員会答申の作成状況が日医勤務医委員会報告として行われた。

 今年度は、北海道、群馬県、山口県、宮崎県の各医師会より、資料をもとにそれぞれの道、県における勤務医活動の状況についての報告が行われたのち、諏訪岐阜県医師会常務理事から次年度全国協議会への案内がなされた。

 最後に、日本医師会認定産業医制度研修会について、勤務医の将来展望について、勤務医の会費についての質疑応答があり、小池昭彦常任理事、高瀬常任理事から回答がなされ、閉会した。

 


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