日医ニュース 第872号(平成10年1月5日)
自民党「21世紀の社会保障制度を考える議員連盟」発足
会長に竹下元総理
平成9年12月19日、都内ホテルにおいて、自民党の首相・厚相、厚生委員経験者および医系議員諸氏が発起人となって、「21世紀の社会保障制度を考える議員連盟」の設立総会が開催された。入会議員は約172名。
宮崎参議院議員が司会。趣意書の説明、規約案の承認があり、その後、規約第4条に則って役員選任に入る。満場の拍手のなか、会長に竹下登元総理が選出され、他の役員の選任は会長一任となり、後掲のように決まった。
竹下会長は「社会保障改革は重要な課題であり、みなさんからご意見をいただき、それをまとめて、国政に生かしていきたい」旨あいさつ。最後に、坪井日医連委員長が「このような立派な議員連盟を作っていただき感謝に堪えない。医療現場の意見を十分にご理解され、国政に反映していただきたい」旨あいさつした。
[役員]
会長:竹下登
会長代理:中山太郎
最高顧問:中曽根康弘、橋本龍太郎、宮澤喜一
顧問:小渕恵三、加藤紘一、三塚博、森喜朗、山崎拓、山中貞則、井上吉夫、村上正邦
副会長:小泉純一郎、津島雄二、丹羽雄哉、林義郎、藤本孝雄、山下徳夫、井上裕、岩崎純三、佐々木満
幹事:伊吹文明、稲垣実男、衛藤晟一、金子一義、木村義雄、熊代昭彦、自見庄三郎、鈴木俊一、住博司、戸井田徹、長勢甚遠、原田義昭、松本純、持永和見、阿部正俊、石井道子、尾辻秀久、金田勝年、沓掛哲男、佐藤泰三、田浦直
事務局長:宮崎秀樹
事務局次長:桧田仁、武見敬三〔敬称略・五十音衆参議員順〕
「21世紀の社会保障制度を考える議員連盟」設立趣意書 |
21世紀の超高齢・少子化社会を目前に控え、わが国の社会保障制度も大きく変革をせざるを得ない状況にあります。このまま手をこまねいている訳にはいかないことは周知の事実であり、国民が安心して暮らせる社会保障制度の見直しが迫られております。
6つの改革の中の1つである社会保障構造改革を成し遂げるためにも、これまで世界に冠たる実績を挙げてきた国民皆保険制度をはじめ、年金制度や新しい介護保険制度等多くの問題に対して真摯に議論尽くすことこそが、われわれ政治家に課せられた大きな使命と考えます。
そこで、高い視点に立った議論の場を設け、社会保障制度全般に亘る調査・検討を行い、以てわが党の施策の推進に役立てるべく、この度、「21世紀の社会保障制度を考える議員連盟」を発足させたいと存じます。
以上の趣旨に何卒ご賛同賜り、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
平成9年10月吉日