日医ニュース 第887号(平成10年8月20日)
新厚生大臣に
宮下創平氏
7月の参議院議員選挙の結果を踏まえて、橋本内閣が総辞職したのに伴い、7月30日、小渕新内閣が発足し、厚生大臣には宮下創平自民党安全保障調査会長が就任した。
宮下厚生大臣は昭和2年11月10日生まれ、70歳、長野県出身。昭和28年東京大学法学部卒。昭和28年大蔵省入省後、昭和54年衆議院議員に初当選以来、平成3年防衛庁長官、平成6年環境庁長官等の要職を歴任している。
宮下厚生大臣は初登庁後、記者会見し、「財政も厳しいなかではあるが、社会保障分野というのは、財政の収支優先ということだけで処理すべきものではない。国民生活に関わり合いのあることなので、温かみのある将来展望を開くということを基本に据えて、効率的なシステムを作っていきたい」と述べた。
また、厚生政務次官には根本匠衆議院議員が就任。根本政務次官は、昭和26年3月7日生まれ、47歳、福島県出身。昭和49年東京大学経済学部卒。昭和49年建設省入省後、平成5年衆議院議員初当選以来、衆議院厚生委員会理事、自民党社会部会長代理等を歴任している。