日医ニュース 第915号(平成11年10月20日)

新厚生大臣に丹羽雄哉氏



 自民,自由,公明の三党の連立政権による小渕第二次改造内閣が,十月五日発足し,厚生大臣には,丹羽雄哉前自民党政調会長代理・医療基本問題調査会長(加藤派)が就任した.
 丹羽厚生大臣は,昭和十九年生まれ,五十五歳,茨城県出身.昭和四十二年慶応義塾大学法学部卒業.
 昭和四十二年読売新聞社入社後,昭和五十四年に衆議院議員に初当選した.その後,昭和六十年厚生政務次官,平成三年自民党財務委員長,平成四年厚生大臣,平成十年自民党政務調査会長代理などを歴任した.今回で二度目の厚生大臣就任になる.
 丹羽厚生大臣は初登庁後,記者会見し,「二十年近く医療や福祉の分野にかかわってきたが,現在はたいへん厳しい財政状況にあると認識している.職員と心を一つにして,日本の社会保障制度の再構築に全力であたりたい」と述べた.
 また,厚生政務次官には,大野由利子氏(公明党,五十七歳)が就任した.
 大野政務次官は,昭和十七年生まれ,京都大学薬学部卒業.出版社勤務などを経て,平成二年衆議院議員初当選,平成四年公明党中央執行委員,平成十年公明党中央幹事,公明党女性局長などを歴任している.


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