日医ニュース 第927号(平成12年4月20日)
丹羽厚生大臣が留任 |
第二次小渕改造内閣が,総辞職したのを受けて,四月五日,自民,公明,保守党連立による第一次森連立内閣が発足した.森内閣は,首相以外の全閣僚が再任されたため,丹羽雄哉衆議院議員が引き続き,厚生大臣を務めることとなった.
丹羽厚生大臣は,昭和十九年生まれ,五十六歳,茨城県出身.昭和四十二年慶応大学法学部卒業後,同年読売新聞社に入社.昭和五十四年に衆議院議員に初当選した後,昭和六十年に厚生政務次官,平成元年に衆議院社会労働委員会委員長,平成四年に厚生大臣,平成十年に自民党政務調査会長代理,平成十一年に二度目の厚生大臣などの要職を歴任した.今回で三度目の厚生大臣就任となる.
登庁後,記者会見に臨んだ丹羽厚生大臣は,四月一日からスタートした介護保険制度について,新政権として解決しなければならない問題が山積していると述べた.また,国会に提出されている健康保険法等改正案については,医療保険制度抜本改革の第一歩を踏み出すものであり,早期の成立を目指したいとの意欲を示した.