日医ニュース 第931号(平成12年6月20日)
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新潟県医師会の勤務医会員は,全会員の五八%強にも達していて,毎年増加の傾向が続いている.
当医師会では,多くの勤務医が医師会活動に参画していて,特筆すべきは,今年四月からスタートした新執行部で,役員十八名中,副会長を含めて半数の九名が勤務医ということである.
各種委員会でも,総数百七十六名中,半数以上の九十七名(五五・一%)が勤務医であり,昨年度の全国調査報告からみて,役員会,委員会での勤務医数は,いずれも全国都道府県医師会中第一位と思われる.
勤務医の発言の場は確保されていて,勤務医部会は設置されておらず,病院部の活動のなかで,「病院委員会」「勤務医委員会」を運営していて,「にいがた勤務医ニュース」を発行している.勤務医はもちろん,県内全医療機関に配布して,会員の相互理解に努めているが,非会員の勤務医にも,勤務医のページの収載してある本紙を配布して,地道な活動を続けている.
また,病院部は,県内の全勤務医を対象として,「勤務医に関する意識調査」を実施しているが,医師会未加入の大半は勤務医であり,組織の強化という視点からも,「大学医師会」「勤務医部会」等の設立を,あらためて考えたい.昨年から,「若い医師と語る会」「女性医師と語る会」を発足させているが,好評でもあり,継続していきたい.対話のなかで,医師会活動への理解がより深まることを期待したい.