日医ニュース 第933号(平成12年7月20日)

新厚生大臣に津島雄二氏


 自民・公明・保守党連立による第二次森連立内閣が,七月四日発足し,厚生大臣には津島雄二氏が就任,七月六日,日医会館を訪れた.
 津島厚生大臣は昭和五年生まれ,七十歳,青森県出身.昭和二十八年東京大学法学部卒業後大蔵省に入省,昭和四十九年大臣官房参事官を最後に退官,昭和五十一年に衆議院議員に初当選し,今回で当選九回.この間,厚生,運輸各政務次官,衆議院社会労働委員会委員長等を歴任し,平成二年厚生大臣に就任.その後,平成三年自民党社会保障調査会長代理,政務調査会副会長,平成十一年自民党税制調査会小委員長,社会保障調査会長等を歴任し,今回で十年ぶり二度目の厚生大臣就任となる.
 津島厚生大臣は,初登庁後,記者会見し,「この十年間で,厚生行政はさらに難しい局面を迎え,国民の関心も高くなったが,現場の意見を大切にして,国民と積極的に対話をしていきたい.前回の就任時に,それぞれの問題の難しさを知っているだけに,軽々に判断をすることは避けたい.政治・行政の側が一方的に押しつけるのではなく,対話によって方向性をつくりたいので,虚心坦懐で臨みたい」と述べた.
 また,厚生総括政務次官に福島豊氏(四十二歳)が就任した.福島政務次官は,昭和三十三年生まれ,京都府出身.京都大学医学部卒業後,病院勤務等を経て,平成五年衆議院議員初当選.平成七年衆議院文教委員会委員,平成十一年公明党政策審議会副会長等を歴任している.


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