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第1007号(平成15年8月20日) |
昭和大学医師会長 五味 邦英
昭和大学医師会は,平成七年四月に設立され,初代医師会長は鬼塚卓彌先生,第二代は藤巻悦夫先生(平成九年から十三年まで),私は平成十四年度から就任した.東京都には大学医師会が,現在十二医師会あるが,当医師会は,九番目の設立となる.
設立当時の会員は百九十名だったが,現在は三百七十四名と約二倍となっている.この間の活動状況としては,産業医の講習会を平成十年から毎年開催している.本年は,実地研修方式を取り入れ,グループのワークショップ形式で四月十三日に開催した.
研修は,「定期健診データの読み方と事後措置」と「職場のメンタルヘルス―事例研究―」のテーマで実施してもらい,三百九十一名の参加者で,延べの受講者は二千二百五十八名となった.
大学病院では,平成十六年度から,医師免許取得後に二年以上の臨床研修が必修として課せられることになった.この研修は,幅広い臨床の基本的な能力を身につける,プライマリ・ケアを重視した,総合診療方式で行われる.大学医師会としては,これらの臨床研修を援助するために,医師会と医師賠償責任保険等への加入を進めていく準備をしている.
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