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第1030号(平成16年8月5日) |
植松会長,参院選を総括
「会員の結束力は増している」

感想を述べる植松会長(左)と西島常任理事 |
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植松治雄会長は,第二十回参議院議員選挙で当選を果たした西島英利常任理事とともに,七月十六日,記者会見に臨み,今回の選挙を終えた感想を次のように語った.
まず,今回の選挙結果について,「得票数は,決して満足する数字ではなかったが,三年前の参議院議員選挙よりも多少ではあるが上積みができており,会員の結束力が増したのではないか」との認識を示した.また,得票数が伸びなかった原因については,(1)昨今の国民の政治離れ(2)非拘束名簿方式の不徹底―が挙げられると分析した.
一方,西島常任理事は,今回の選挙を振り返って,「選挙期間中には,公的保険制度の死守という一点のみを国民に訴えてきた.それが国民に理解された結果として,今回の得票数となって表れたのではないか」との感想を述べた.
さらに,今後の抱負として,「国民の一番の関心事は健康である.それを支えるのが医療であり,その医療を支えているのが公的保険制度であるので,この制度をしっかりと守っていきたい」と述べるとともに,公約にも掲げた「健康基本法」の制定に全力を挙げるとした.
なお,西島常任理事は,今回の選挙結果を受けて,参議院議員としての活動に専念するため,日医常任理事の職を辞することを明らかにした.
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