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第1034号(平成16年10月5日) |
平成16年度
全国ブロック別広報担当理事連絡協議会開催される

中国四国ブロック 地域における対外広報の問題点等を討議
中国四国ブロック医師会広報担当理事連絡協議会が,九月四日,徳島市内のホテルで開催された. 中 哲郎広島県医師会常任理事の司会で開会.碓井静照広島県医師会長はあいさつで,有効な対外・対内広報活動について,各県医師会からの積極的な意見を求めた. つづいて,田島知行常任理事があいさつに立ち,
「地域における対外広報活動においては,何を訴えるか,いつ,だれに訴えるかが重要であり,日医としても,地域医師会との情報の動脈を太くしていくことが大切である」と述べ,地元医師会における市民向け広報誌作成の経験を踏まえて,直接住民に語りかけるツール作りが大切であることを強調した. その後,広報戦略会議,広報編集委員会,日医ニュース,日医FAXニュース,理事会速報,JPN(JMA PRESS NETWORK)―などをはじめとした今年度の日医の広報活動についての報告を行った. 協議に移り,(一)都道府県民向け広報誌の現状と活用(日医),(二)中国四国各県医師会からの提出議題〔(1)対外広報についての各県医師会の具体的取り組み(鳥取県)(2)対外広報について他県の現状(島根県)(3)各県医師会の外部広報(岡山県)(4)県医師会広報テレビ番組(広島県)(5)日医FAXニュースをより活用するために(山口県)(6)各県のテレビ会議の普及状況とペーパーレスの進展状況(徳島県)(7)広報活動における効果判定(愛媛県)(8)新聞等の医療機関偏見記事に対する対応(高知県)〕,(三)日医への提言・要望―について,それぞれ意見交換がなされた.
(三)については,JPNの日医総研から広報課への移管に伴う今後の方向性,広報戦略会議の内容の開示,テレビ会議の展望とORCA(日医標準レセプトソフト)の今後,対外広報の内容評価の必要性,医師会のイメージアップ戦略,一般国民に対する日医の広報戦略―など,多くの意見や要望が出され,予定時間を延長して終了した.
北海道・東北ブロック 対外広報の有効な方策について議論
北海道・東北ブロック医師会広報担当理事連絡協議会が,九月十一日,山形市内のホテルで開催された.
三須良彦山形県医師会副会長の司会で開会し,有海躬行山形県医師会長があいさつした.田島常任理事が,「対外広報には,マスコミを介する間接広報と,市民・国民に対する直接広報があるが,質的に高い直接広報を展開していきたい」とあいさつした後,今年度の日医の広報活動についての報告を行った.特に,今年度から新たに立ち上げられた広報戦略会議については,委員である三原一郎山形県医師会常任理事,およびオブザーバーとして出席した,大坂國通,鈴木厚,浮谷勝郎各広報編集委員から,詳細な説明がなされた.
つづいて,(一)都道府県民向け広報誌の現状と活用(日医),(二)執行部の広報,就中対外広報に関する基本的方向性(岩手県),(三)医師会(日医,都道府県医師会)のマスコミへの対応(秋田県),(四)各道県医師会における対内・対外広報活動の内容及び経費(福島県)―についての協議が行われた.
(二)については,広報戦略会議に関連して,(1)会員の意識・価値観が多様化し,揺らいでいる現状では,日医が意識調査のためのアンケートなどを行って,会員の士気を高めていかないと,市民運動などの展開が難しいのではないか(2)有識者だけでなく,対外広報・宣伝のプロに集まってもらった組織が必要ではないか―など,各道県から活発な意見・要望が出された.
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