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第1058号(平成17年10月5日) |
資料版
平成16年社会医療診療行為別調査結果の概況要旨(厚生労働省)

本調査は,政管健保,組合健保および国保における医療の給付の受給者にかかる診療行為の内容,傷病の状況,調剤行為の内容および薬剤の使用状況等を明らかにし,医療保険行政に必要な基礎資料を得ることを目的としたものである.
I 診療行為・調剤行為の状況
〔医科診療〕
- 入院における1日当たり点数は2,167.3点,入院外における1日当たり点数は678.7点
・前年比較をすると,入院では1件当たり点数,1件当たり日数が増加し,1日当たり点数は減少.入院外では1件当たり点数,1日当たり点数が増加し,1件当たり日数が減少.

- 1日当たり点数の診療行為の内訳は,入院では,入院基本料や特定入院料等の「入院料等」58.7%,入院外では「投薬」22.6%の占める割合が最も多い
〔院外処方〕
- 院外処方率は,病院では62.5%,診療所では47.4%
〔薬局調剤〕
- 1件当たり点数は936.9点,受付1回当たり点数は649.6点,1件当たり受付回数は1.44回

- 受付1回当たり点数の調剤行為の内訳は,一般医療,老人医療ともに,「薬剤料」の割合が約7割
II 薬剤の使用状況
〔薬剤料の比率〕
- 薬剤料の比率は,医科が21.6%,歯科が1.0%
〔医科診療〕
- 老人医療は,一般医療に比べ,薬剤点数の高い明細書の割合が多い(入院外・投薬)
・薬剤点数別件数の構成割合は,「500点未満」は一般医療が74.2%で,老人医療の53.5%より高く,「500〜1,000点未満」「1,000点以上」は一般医療に比べ,老人医療の割合が高くなっている.
〔薬局調剤〕
- 老人医療は,一般医療に比べ,薬剤点数の高い明細書の割合が多い
・薬剤点数別件数の構成割合は,「500点未満」は一般医療が68.3%で,老人医療の45.0%より高く,「500〜1,000点未満」「1,000点以上」は一般医療に比べ,老人医療の割合が高くなっている.
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