日医ニュース
日医ニュース目次 第1077号(平成18年7月20日)

勤務医のひろば

Ambitious! 若手医師へ

 新医師臨床研修制度必修化が導入され,二年が経過した.初期臨床研修マッチング率は,大学病院では平成十六年度の五二・七%から平成十七年度は四八・四%と,臨床研修病院と逆転した.
 今年は,初めての初期臨床研修修了者の動向が注目された.全国医学部長会議がまとめた中間報告では,後期臨床研修先として大学に残ったのは,平成十四年度の七一・二%から平成十八年度は五一・二%まで減ったことが分かった.研修医の大学離れ,地方離れが進んでいる.
 診療科の調査では,トラブルが多く,昼夜を問わない救急に対応する脳神経外科,小児科,産婦人科,などが敬遠されている.
 現在,地方では医師不足により,医療の過疎化が進んでいる.また都市地区でも,産婦人科医や小児科医,脳神経外科など,救急担当科勤務医の若手医師の早期開業があり,労働条件は厳しくなっている.
 沖縄県でも,宮古島,石垣島の県立病院から産婦人科医,脳神経外科医の引き上げ問題がある.臨床研修病院として,脳神経外科専門医として,いかに研修医を育て,地域医療に貢献させるか,責任を重く感じる.
 研修医には,楽な道を選ぶのではなく,若い時は,宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」にあるごとく,困難に立ち向かい,心優しい人(医師)になることを期待したい.
 Ambitious!

(沖縄県医師会勤務医部会長 嘉手苅 勤)

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