日医ニュース
日医ニュース目次 第1079号(平成18年8月20日)

日本医師会・四病院団体協議会懇談会
診療所と病院の連携について,多岐にわたって意見交換

日本医師会・四病院団体協議会懇談会/診療所と病院の連携について,多岐にわたって意見交換(写真) 日本医師会・四病院団体協議会懇談会が,七月二十六日,日医会館で開催され,日医から唐澤人会長ほか四名,四病協側からは,佐々英達全日本病院協会会長,須藤祐司日本医療法人協会副会長,山本修三日本病院会会長,鮫島健日本精神科病院協会会長らが出席した.
 議題は,(一)医療制度改革など(1)厚生労働省の「医療施設体系のあり方に関する検討会」(2)関係政省令・告示・通知など,(二)作業部会,(三)その他─についてであった.
 最初に,「医療施設体系のあり方に関する検討会」について議論がなされた.検討課題六項目(地域医療支援病院,特定機能病院,医療連携体制・かかりつけ医,専門医,医療法に基づく人員配置標準,医師確保との関係)のなかで,医療法に基づく人員配置標準に重点を置いて議論を進めるべきとの意見が出された.
 鈴木満常任理事は,「診療所と病院の外来のあり方をどう考えるかについてしっかり話し合い,診療所と病院がうまく連携を取れるようにすることが地域医療にとって重要だと思う」などと述べた.
 また,作業部会では,日医が実施する療養病床の再編に関するアンケート結果を検討することとなった旨の報告が行われた.
 診療報酬改定による看護基準の見直しについては,「患者さんのために,夜間に手厚く看護師を配置すると基準を満たせなくなる」「七対一看護の導入などにより,看護師は不足してしまっている」など,必ずしも実態に即した見直しでないと報告された.今後さらに作業部会を継続・新設して,団体間の意見調整を進めていくことになった.

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