第1121号（平成20年5月20日）

中医協（4月23日）
新委員あいさつ・中医協会長が選任される

　平成二十年度，初めての中医協総会が，四月二十三日，厚生労働省で開催された．
　日医からは，竹嶋康弘副会長，中川俊男常任理事に加え，藤原淳常任理事が新委員として出席した．
　総会の冒頭，新任の藤原常任理事ならびに，公益委員に就任した牛丸聡早稲田大学政治経済学術院教授の紹介があり，あいさつした．
　当日は，土田武史前中医協会長（早稲田大学商学部教授）の退任に伴い，中医協会長の選挙が行われた．中医協会長は，公益側の委員から選任されることになっており，これまでの経緯や経験が考慮され，診療側と支払側の意見が一致し，遠藤久夫学習院大学経済学部教授が選ばれた．
　つづいて，公益委員の変更に伴い，中医協の各部会・小委員会への所属交代案が示され，承認された．なお，日医からは，総会に竹嶋副会長と藤原・中川両常任理事，診療報酬基本問題小委員会に竹嶋副会長と藤原常任理事，調査実施小委員会に竹嶋副会長と藤原常任理事，薬価専門部会に藤原・中川両常任理事，保険医療材料専門部会に藤原常任理事がそれぞれ出席する．
　そのほか，総会では，（一）医療機器の保険適用百九十件（医科百五十三件，歯科三十七件），（二）DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応として，平成二十年四月十八日に薬価収載された医薬品一品（ネクサバール錠二百ミリグラム）を使用する患者については，DPCの包括評価対象外とし，出来高算定すること─について，中医協として承認することになった．