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第1127号(平成20年8月20日) |
福田改造内閣が発足
舛添厚生労働大臣が留任

福田改造内閣が八月一日に発足し,厚生労働大臣には,舛添要一現大臣が留任した.舛添大臣は,昭和二十三年生まれの五十九歳.東大法学部政治学科を卒業後,東大教養学部政治学助教授などを務め,平成十三年の参議院議員選挙で初当選.その後,安倍改造内閣発足時に初入閣を果たし,今回で厚労大臣への就任は三度目となる.
登庁後の記者会見では,総理から「五つの安心プラン」の具体化について要望があったほか,「医師不足,介護,厚生労働行政の改革等の諸問題を解決し,社会保障制度を持続可能な形で変革していくよう指示があった」と説明した.
また,社会保障費の年二千二百億円の削減には,「財務大臣との事前折衝の際にも要請してあるが,税収を含めて新たな財源が得られれば,二千二百億円の圧縮も可能と考えている.政策的な経費に当てるため,二〇〇九年度の概算要求基準に設けられた,重要課題推進枠三千三百億円のうちの千五百億円の獲得を目指したい.社会保障と医師不足については,骨太の方針二〇〇八に特記されているので,きちんと財源を確保するように働き掛けていきたい」との意気込みを見せた.
なお,副大臣には,医師で前環境大臣の鴨下一郎氏,同じく医師の渡辺孝男氏が就任した.
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