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第1130号(平成20年10月5日) |
麻生内閣が発足
厚労大臣には舛添氏が再任

麻生内閣が,九月二十四日に発足し,厚生労働大臣には,舛添要一現大臣が再任された.
舛添大臣は,昭和二十三年生まれの五十九歳.平成十三年の参議院議員選挙で初当選,安倍改造内閣で初入閣を果たし,厚労大臣への就任は,今回で四度目となる.
首相官邸で記者会見を行った舛添大臣は,社会保障について,「持続可能で国民が安心出来るような制度の実現に向け,引き続き改革に取り組んでいく」としたうえで,後期高齢者医療制度について言及.「いろいろな改善策を行ってきたが,制度に対する感情的な反発もある.制度をより良いものにしていくため,必要な改革はこれからも行っていかなければならないと考えている」と述べた.
後期高齢者医療制度の見直しに関する今後のスケジュールについては,「どのような制度設計にすれば,国民の要望に応えていけるのか,これから一年くらいかけて議論を行っていく」とし,大臣直属の検討会を早急に立ち上げることを明らかにした.
その他,医師不足,救急医療,介護療養病床の円滑な転換を含めた介護対策にも,引き続き取り組んでいく考えを示した.
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