第1140号（平成21年3月5日）

日医
新テレビCM放映開始

　日医は，新たにテレビCMを制作し，三月から放送を開始している．新しいCMは，「勤務医・男性医師」編，「勤務医・女性医師」編の二作品．医療費抑制策を進める国の施策により，地域医療の崩壊がもたらされるという過酷な医療現場において，疲弊しながらも，患者さんを守り，日夜医療を支えている勤務医に対する，日医からの応援メッセージが込められている．
　「勤務医・男性医師」編は，患者さんのために深夜まで忙しく働く外科医の姿を映し出している．医師の妻のナレーションが夫である医師を気遣う優しさが伝わるなど，今回のCMでは音声による効果を生かした演出がされている．
　「勤務医・女性医師」編では，自らも妊娠している女性医師が初産となる妊婦の患者さんをいたわり，励ましながら，厳しい病院勤務で長時間一生懸命に働く姿を映している．
　どちらも，勤務医の厳しい現状が見る者に迫ってくる映像で，医師不足の問題を強く訴える内容となっている．
　CMの最後には，「医師たちは闘っている．医師不足という もう一つの大きな病と」という文字によるメッセージを発し，「過酷な医療現場を改善するため，日医は国に対してさまざまな働き掛けをしている」とナレーションが入る．
　なお，CMは，フジテレビ系列「にじいろジーン」（土曜日朝），日本テレビ系列「誰も知らない泣ける歌」（火曜日夜），BS朝日「鳥越俊太郎 医療の現場！」（土曜日夜，再放送は翌日曜日朝）で，それぞれ放映されている．

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