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第1158号(平成21年12月5日) |
日本医師会テレビ健康講座(香川県)
「インターネットを駆使したK-MIX〜香川県の最先端地域医療〜」をテーマに

「日本医師会テレビ健康講座─ふれあい健康ネットワーク」の収録が,香川県医師会ならびに西日本放送の協力のもと,十一月七日,クロステレビ四国のスタジオで行われた.
今回は,「インターネットを駆使したK─MIX〜香川県の最先端地域医療〜」をテーマに,香川県における地域医療の取り組みを紹介する内容であった.
「K─MIX(Kagawa Medical Internet eXchange=かがわ遠隔医療ネットワーク)」は,香川県医師会,香川県,香川大学医学部の三者で構築され,現在八十五以上の医療機関が参加している.番組では,K─MIXの生みの親で香川大学瀬戸内圏研究センター特任教授でもある原量宏香川県医師会理事や,小西久典同県医師会理事らがVTRで出演し,検査画像データの共有による遠隔画像診断支援,電子紹介状などの診療情報送信,脳卒中などの地域連携パス,電子カルテ機能統合型テレビ会議「ドクターコム」など,K─MIXの機能について分かりやすく紹介した.
番組に出演した森下立昭香川県医師会長は,K─MIXについて,「ネット上で安全に電子化された情報を共有するために試行錯誤を重ねてきた.一部,香川県から外への広がりもみせており,多くの先生方に少しでも早く利用,実感してもらいたい.特に,試験運用中の『ドクターコム』を早急に実用化したい」と話した.
同じく番組に出演した中川俊男常任理事は,「K─MIXは全国に先駆けたモデルケースであり,特に県外との連携をどのように取っていくか注目している」と述べ,かかりつけの医師のもとで,必要な時に専門の医師がバックアップする遠隔医療を活用する将来像への期待感を示した.
番組は,十一月二十一日(土)に西日本放送で,午前九時二十五分から三十分間放映された.
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