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第1165号(平成22年3月20日) |

3月3日
長妻厚生労働大臣の所信表明について

中川常任理事は,二月十七日の衆議院厚生労働委員会における長妻昭厚生労働大臣の所信表明について,同大臣から文書にて,日医の唐澤 人会長以下厚生労働省審議会委員の任にある役員に意見や提言を求められ,三月二日,会長名で大臣宛に回答文書を提出したことを報告し,その内容を説明した.
同常任理事は,大臣からの文書について,「所信表明に,社会保障政策と経済成長は一方を重視すれば他方が犠牲になるというトレードオフの関係でなく,クルマの両輪として共存共栄の関係にあるとの内容を盛り込んだ」とあるが,これは,日医がかねてから主張しているとおりであると賛意を示した.
さらに,大臣が,社会保障を「コスト」として捉えるのではなく「未来への投資」と捉えていることや,新しい人事評価基準を導入すると同時に,厚生労働省に不足する三つの力「実態把握能力」「コミュニケーション能力」「制度改善能力」を強化して,これまでの役所文化を変えることが重要と考えていることを紹介した.
提出文書は下掲の通り.

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