日医ニュース
日医ニュース目次 第1179号(平成22年10月20日)

日本医師会テレビ健康講座(山梨県)
子宮頸がんの予防をテーマに

日本医師会テレビ健康講座(山梨県)/子宮頸がんの予防をテーマに(写真) 「日本医師会テレビ健康講座─ふれあい健康ネットワーク」の収録が十月二日,山梨県医師会ならびに山梨放送の協力のもと,テレビ局内のスタジオで行われた.
 本事業は,地域医療における地域医師会の役割を住民に理解してもらうことを目的として,平成元年から実施しているもので,今回が今年度最初の収録となった.
 今回の番組は,テーマを「子宮頸がんの予防」とし,杉田茂仁山梨県産婦人科医会長,寺本勝山梨県立中央病院周産期センター部長に子宮頸がんの基礎知識,ワクチンの効果などについて解説してもらうとともに,県民に対して,ワクチン接種と定期検診の重要性を呼び掛ける内容となった.
 番組に出演した薬袋健山梨県医師会長は,山梨県が日本で初めて,子宮頸がんワクチンの接種にかかる費用の助成(対象:小学六年生と中学三年生)を開始したことを報告.県医師会としても,ワクチンの正しい知識を県民に伝えていくと同時に,検診の受診率向上に努め,二十年後には山梨県内で子宮頸がんの死亡者数をゼロにすることを目指していきたいとした.
 また,石川広己常任理事は,(1)希望するすべての子どもが,公費で予防接種が受けられるよう働き掛けるキャンペーンを展開中であること(2)それと連動して,十月から,予防接種をテーマとした新しいテレビCMを放映中であること─など,日医の取り組みを紹介し,署名活動への協力を求めた.
 なお,番組は,十月二十三日(土)に山梨放送で午後三時三十分から三十分間放映される予定となっている.

このページのトップへ

日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.