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第1186号(平成23年2月5日) |
第1回医師会将来ビジョン委員会
会長諮問は「将来の医師会活動及び医療制度のあり方」

医師会将来ビジョン委員会の初会合が一月二十日,日医会館で開催された.
本委員会は,将来の医療を担う医師会員に,これからの医師会活動及び我が国の医療制度はどのような姿であるべきか等を自由闊達に議論してもらうことを目的に設置されたものである.
委員会は担当の藤川謙二常任理事の司会で開会.冒頭あいさつした原中勝征会長は,「これからの医師会はどのようなものであるべきか,忌憚のないご意見をお聞かせ願いたい」と述べるとともに,各委員が委員会の議論を通じていろいろな経験を積むことにより,将来の医師会の中枢を担うような存在になってくれることに期待感を示した.
引き続き,原中会長は委員長に白髭豊長崎市医師会理事を,副委員長に三瀬順一栃木県医師会勤務医部会理事,加藤晶子安芸地区医師会理事をそれぞれ指名し,白髭委員長に会長諮問「将来の医師活動及び医療制度のあり方」を手渡した.
その後のフリーディスカッションでは,医師会への入会を促進するための方策として,「大学の授業の中に医師会について教える時間を設けてもらう」「各学会のシンポジウムの際に医師会活動を紹介したり,入会受付のコーナーを設置する」「ITやテレビを使った広報活動を積極的に行う」「会員証を兼ねたクレジットカードを発行する」といった提案がなされたほか,「将来の医師会のあり方を考えるのであれば,会員を増やすだけではなく,医師会活動に積極的ではない会員の意見を聞くことも必要」といった意見や「医師会に全国規模の医師紹介業務をして欲しい」といった要望も出された.
今後は,答申書作成に向けて,委員会の下に「将来の医師活動」と「医療制度のあり方」を議論する二つのグループを設けて,議論を進めていく予定になっている.
医師会将来ビジョン委員会
荒木 啓伸(札幌市医政策委員)
五十嵐知規(秋田県医常任理事)
伊藤 勝宣(青森県立中央病院総合診療部・救命救急センター副部長)
大輪 芳裕(愛知県医理事)
加藤 晶子(広島県・安芸地区医理事)
菊地 勤(石川県医理事)
小松幹一郎(神奈川県・相模原市医理事)
島田 潔(東京都医地域福祉委員会委員)
白髭 豊(長崎市医理事)
鈴木 伸和(札幌市医理事)
野研一郎(東京都医病院委員会委員)
原 祐一(福岡県医理事)
堀井 孝容(大阪府・茨木市医理事)
堀出 直樹(滋賀県・守山野洲医副会長)
牧 徳彦(松山市医理事)
三瀬 順一(栃木県医勤務医部会理事)
【藤川常任理事・庶務課】
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