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第1194号(平成23年6月5日) |
これからが正念場
岩手県医師会長 石川育成

想像を絶する自然の力に我々は無残にもひれ伏した.繰り返し放映される映像を見る度に無力を感じざるを得なかった.
岩手県医師会では地震発生後直ちに対策本部を立ち上げて,岩手県対策本部と連携しながら,あらゆる手立てを講じてきた.
現場を視察し,DMATの病院支援に対して多くの感謝の言葉を聴いた.日医のJMATの応援も心強かった.県警から検案医派遣の要請を受け,すぐに警察嘱託医と郡市医師会長に応援を直訴し,迅速に対応した.死者は五月十八日現在四千四百五十名と膨大な数であり,検死に従事した会員の協力に感謝している.
今なお,二百九十三カ所の避難所に二万九千人以上の避難者がおり,不便な生活を強いられている.精神不安,慢性疾患の悪化,感染症の発生,運動不足など対処すべき課題は山積みである.
各都道府県医師会から派遣いただいたJMATが撤収して医療が手薄になるこれからが正念場と考えている.小職から各郡市医師会長に応援体制の準備をお願いし,「JMAT岩手」を立ち上げた.各郡市医師会からは力強い賛同をいただいており,既に現地に赴き,視察も行っている.
団結こそ力である.確かに人知を超えた未曾有の大災害ではあるが,岩手県医師会全員の心意気で乗り越えていきたい.
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