日医ニュース
日医ニュース目次 第1240号(平成25年5月5日)

WHO西太平洋地域事務局への寄贈作品決まる

左から石井常任理事,加藤先生,
笠原滋賀県医師会長

 日医では,昨年WHO西太平洋地域事務局(WPRO)から“Healing and Caring”をテーマとした日本の文化に関連する絵画作品の寄贈依頼を受け,都道府県医師会の協力の下に募集を行った.このほど,出品された七点から,滋賀県の加藤孝和先生の「ひととせの刻」を対象作品に選出し,石井正三常任理事が三月二十一日に滋賀県を訪問して,笠原孝滋賀県医師会長同席の下,横倉義武会長からの感謝状と記念品を加藤先生に贈呈した.
 加藤先生は,「作品を通して,多くの方々に日本の風趣,日本人の情感を味わっていただきたい.今回のことが国際協力・相互理解の一助となれば幸いです」と喜びを語った.
 同作品は,日医会館に一定期間展示された後,フィリピンのマニラにあるWPROへ寄贈され,新設されたアートギャラリーに展示される.
 なお,出品者全員に,横倉会長からの感謝状と記念品が贈られた.

寄贈作品:加藤孝和「ひととせの刻」日本画

「…桜は満開も美しいが,散り際もいとしい.花が散った後の葉桜の緑も美しい.また,秋には赤く色づくのも美しく,四季を通じて日本人の心に寄り添っている.紅葉した葉が散って,1年の歳月が過ぎた事を告げる風情もあわれがある.」(本人による作品説明)

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