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第1245号(平成25年7月20日) |

愛知県医師会長 柵木 充明

医師会として,勤務医を中心に組織率を上げ,医師の集団を一つにまとめることは最重要課題であると同時に,将来の医師会そのものの存立にも関わる大問題だ.
病院の管理職や診療科長クラスは,病診連携を通して医師会員となっているケースが多く見られるが,勤務医の大部分を占めるアラフォー世代以下の若手の病院勤務医の入会率は極端に低いのが現状だ.
最前線で働く勤務医の立場から,医師会という場を通してさまざまな医療問題を発言してもらおう,それが結果的に若手医師会の設立につながれば理想的であろう,との構想で「若手医師の会」と銘打ち,県医師会に直属した形の医師会の立ち上げを企画した.
既存の勤務医教育システムにはない教育機会を医師会が提供することにより,医師会活動に目を向けてもらう.医師会に対する理解を広げ,ひいては「若手医師会」の設立につながれば,との考えから,「ジェネラルマインド医師養成セミナー」と称し,県医師会館において毎月一回程度土曜日の午後,開講している.
毎回五十名程度,県内さまざまな病院の若手医師が参加し,熱心に勉強している.その中から何人かの委員を選び,県医師会の役員も出席し,医政の勉強会も開いている.
もう二年になるが,まだ「若手医師会」設立の気運は,残念ながら,ない.核の一人は国会議員となり,会に出ることが難しくなった.しばらく根気よくやっていくつもりだ.
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