日医ニュース
日医ニュース目次 第1246号(平成25年8月5日)

日医標準レセプトソフト(ORCA)のご案内

シェア第三位のレセコンに成長

 二〇〇二年四月に稼働が開始された日医標準レセプトソフト(ORCA・略称:日レセ)は,現在,全国一万三千四十七医療機関で安定して活用頂いています.
 レセコン全国シェアも一四・七%と第三のブランドにまで成長し,そのうち,有床診療所と病院用の入院版も千九百四十六医療機関で利用頂いております(図1,表1,表2)
 また,日医総研が運営する日医IT認定制度により,安全・安心なレセコンとして,更なる導入拡大が続いています.

図1 日医標準レセプトソフト稼働状況(2013年7月16日現在)

日医標準レセプトソフト(ORCA)のご案内(表)

日医標準レセプトソフト(ORCA)のご案内(表)

日レセの特徴

 日レセの特徴の一つに,利用者の要望を反映したプログラム修正,機能追加,地域医療費助成制度(都道府県)への対応などがありますが,このようにより使いやすく進化を続けています.
 修正プログラムやマスタ(新薬など)は,インターネット経由等で適宜取得出来,診療報酬改定時でも極めて低コストで運用出来る仕組みになっています.また,メーカー製のレセコンとは異なり五年以上経って「買い換え」を余儀なくされることがなく,古くなった機器を「入れ替え」るだけで良く,低コストとなるメリットもあります.

電子カルテとの連携

 日レセとつながる電子カルテも三十社を超えて市販されている他,診療支援ソフトなど接続・連動するソフトや機器なども順次増加しており,それぞれの医療機関が自由に選択することが出来ます.

相談窓口

 導入に際しては,既存レセコンからのデータ移行サービスもありますし,発注から二〜三カ月が運用開始までの標準的な期間となっています.
 これらの情報は日医総研ORCAのホームページ(http://www.orca.med.or.jp/)で公開している他,業者選定を含め,導入などもろもろのご質問に対し,導入相談窓口を日医総研内に設けてフリーダイヤルで対応していますので,相談下さい.
 レセコンの買い換えや導入を検討している医療機関の皆様にはぜひこの機会に日レセ導入の検討をお願いいたします.

ORCAサーベイランス

 ORCAサーベイランスは,全国の参加医療機関から送信される感染症等のデータを,地図やCSVデータでご覧頂けるサービスです.
 日レセでレセプト作成のために行っている日々の通常入力から,該当の検査・投薬・傷病名データの件数を安全なネットワークで自動収集いたしておりますので,症例の地域的な集積を探知出来,参加頂ける医療機関の皆様には,日レセからの簡単な初期設定以外,何も負担がかかりません.二〇一〇年十二月からインフルエンザについて,そして現在では,熱中症や風疹など八疾患についての「サーベイランス」を日医ホームページ上でテスト公開しており(図2),平成二十五年七月十九日現在,三千九百二十六の日レセユーザーに参加して頂いています.
 公衆衛生・精度向上のためにも,日レセをご利用頂いているユーザーの方々は,ぜひとも参加をお願いいたします.

図2 ORCAサーベイランスの日医ホームページ上の画面

 

日レセはレセ電対応
日医会員のための安心レセコンです

導入のご相談等は、下記窓口まで。

TEL:0120-544-170
受付時間:月〜金 10時〜17時(12〜13時を除く)

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