日医ニュース
日医ニュース目次 第1268号(平成26年7月5日)

石井常任理事
災害保健医療対応に関する国際シンポジウムに出席

石井常任理事/災害保健医療対応に関する国際シンポジウムに出席(写真) 石井正三常任理事は五月二十一,二十二の両日,アメリカのワシントンD.C.で開催された「災害保健医療対応に関する国際シンポジウム─兵庫行動枠組の見直し─」(共催:東北大学災害科学国際研究所,日本学術振興会ワシントンオフィス,ジョージワシントン大学,アメリカ軍保健衛生大学/災害人道医療支援センター,アメリカ国立小児病院)に出席した.
 「兵庫行動枠組(HFA)二〇〇五─二〇一五:災害に強い国・コミュニティの構築」とは,平成十七年一月に兵庫県神戸市で開催された,国連防災世界会議(United Nations International Strategy for Disaster Reduction : UN/ISDR)において採択された指針であり,平成二十七年三月仙台市で開催される第三回国連防災世界会議で改訂が行われることになっている.
 シンポジウムは二日間にわたって,講演と分科会が終日行われた.
 石井常任理事は,「エビデンスに基づいた災害医療対応者の教育と訓練の開発」をテーマとした分科会に参加し,東日本大震災におけるJMATを中心とした日医の活動及び発災一年後に開催した災害医療の研修会の内容等を説明し,分科会の意見の取りまとめに携わった.
 また,二日目の総合討論では,分科会の発表者の役割を担い,災害医療の取り組みにおけるプロフェッショナル・オートノミーの実践,都道府県医師会による全国的なJMATの活動を通じての医療支援活動,ハーバード大学公衆衛生大学院,ハーバード大学人道支援イニシアチブ,世界医師会,アメリカ医師会等から講師を招いて開催した災害医療研修会の内容の発表を行った.

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