日医ニュース
日医ニュース目次 第1284号(平成27年3月5日)

「第29回日本医学会総会 2015 関西」記者説明会
総会への積極的な参加を呼び掛け

「第29回日本医学会総会 2015 関西」記者説明会/総会への積極的な参加を呼び掛け(写真) 「第二十九回日本医学会総会 二〇一五 関西」の記者説明会が二月十八日,日医会館で開催され,総会の開催概要や見どころに関する説明が行われた.
 今回の総会は,「医学と医療の革新を目指して─健康社会を共に生きるきずなの構築─」をメインテーマとして,関西地域を中心に学術講演,学術展示,一般公開展示,医学史展等が行われる予定となっている(詳細は総会ホームページ参照).
 説明会では,まず,久史麿日本医学会長が,「これからの高齢社会に向けて幅広く議論されることを期待したい」とあいさつ.横倉義武日医会長は,「昨年話題を集めたデング熱やPM2.5の問題等がいち早く取り上げられている他,学生参加のイベントなど,多彩な企画が盛り込まれており,大変楽しみにしている.開催まで二カ月を切ったが,総会成功のために日医として更なる努力をしていきたい」と述べた.
 続いて,あいさつした井村裕夫第二十九回日本医学会総会会頭は,「医療を取り巻く厳しい現状がある中で,革新をしていかなければならないという意味で今回の総会のメインテーマを選んだ」と説明.「プログラムは専門科目の枠を越えて議論し決定したものであり,医師ばかりでなく,多くの方々にぜひとも参加して頂きたい」とした.
 引き続き,三嶋理晃準備委員長,橋良輔プログラム委員長,杉村和朗展示委員長,塩田浩平式典委員長,木下茂広報委員長,平井豊博幹事長が,それぞれ開催概要を紹介した.
 その中では,(一)今回の総会の特徴として,「オール関西で実施」「分野横断的総会の実現」「開かれた医総会を具体化」の三つが挙げられること,(二)十七の学術講演を初めて一般に公開すること,(三)春休みに合わせて,神戸のポートアイランドで行われる「未来医XPO'15」(入場無料)ではiPS細胞を実物観察できるようにすること,(四)総会の最終日には,総会での議論の成果を「健康社会宣言 二〇一五 関西」として取りまとめる予定であること,(五)総会開催を記念して,井村会頭が編者を務めた記念図書『医と人間』を,二月二十日に発刊すること─などの説明が行われた.

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