白クマ
日医白クマ通信 No.703
2007年7月26日(木)


定例記者会見
「TVCM広報開始以降の日本医師会に対する意識調査報告」

中川俊男常任理事


 中川俊男常任理事は、7月25日の記者会見で、昨年10月からスタートさせた3編のTVCMならびに3月下旬に読売・朝日両新聞で行った意見広告の効果を測定するために行った意識調査の結果について概説した。

 本調査は、一般生活者の「日本医師会に対する意識」を把握するために、全国およそ1,100サンプルの成人男女を対象に、日医の認知状況や日医への関心度など5項目についてインターネットで行ったもので、2007年3月に実施された。昨年10月に行った事前の調査との比較で、日医に対する意識の変化を考察した。

 同常任理事は、日医の認知度自体は約95%で、前回の調査と大きな変化はないとしたうえで、TVCMについては、「高齢者医療編」「学校保健編」「医師の心ない一言編」の3テーマいずれについても、CMを視聴した人の約9割が関心を持ったと回答し、日医自体に関心を持ったという人も8割近くあったこと、「医師の心ない一言編」は、女性の8割以上が医師会に関心をもつことにつながったこと、「高齢者医療編」では、40歳代以上で「身近な問題」として高い関心が持たれていたことなどを紹介。また、新聞意見広告についても5人に1人が認知しており、年齢が高くなるほど認知度が高いと説明した。さらに、日医への関心度、期待度、役立ち度、信頼度の、いずれの指標でも、性別・年代別を問わず、ほぼ全てで前回に比べてスコアは上がっていると報告した。

 そして、同常任理事は、「調査結果から、TVCMは、露出機会がそれほど多くなかったにもかかわらず、日医への「関心度」「期待度」などが上がったことが明らかになった。また、TVCMに接触している「広告認知者」と「非認知者」を比較すると、認知者のほうが、日医の活動に、より関心を示していることも明らかになっている。CM露出量は、決して十分とは言えないが、地道に確実に展開することで、「広告認知者」をより多くしていきたい」と述べた。

◆問い合わせ先:日本医師会広報課 TEL:03-3946-2121(代)

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