白クマ
日医白クマ通信 No.778
2007年11月9日(金)


定例記者会見
「フィブリノゲン製剤等に対する日医の対応について」―飯沼雅朗常任理事

定例記者会見


 飯沼雅朗常任理事は、11月7日の記者会見で、フィブリノゲン製剤等によるC型肝炎感染の疑いのある患者への支援に対応するため、11月1日付の都道府県医師会長宛の文書で、医療機関に情報提供等の協力を依頼したことを明らかにした。

 本件は、唐澤人会長が10月26日に舛添要一厚生労働大臣を訪ねた際、C型肝炎の感染の疑いのある血液製剤フィブリノゲン等を投与された約30万人の調査について、情報提供等の協力を強く要望されたことを受けて、通知したものである。

 同常任理事は、平成16年12月1日付薬食発第1201011号「フィブリノゲン製剤納入先医療機関の公表について(協力依頼)」を受けて、すでに3年前にも日医が調査に協力していることを説明したうえで、「今回も、本件が国民に与える重大な影響を勘案して、舛添厚労大臣からの依頼に、日医としても可能な限り協力したい」との意向を示した。

 また、同常任理事は、同日開催された政府与党の肝炎対策プロジェクトチームが取りまとめた「肝炎治療7カ年計画」の骨子のなかに、「インターフェロンの治療費の公費助成」についての記載があることを高く評価。国家レベルでの肝炎対策が実現に向けて動き出していることから、「新たな患者さんからの照会に対応でき、治療につながるよう、日医としても協力していきたい」と述べた。

◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第一課 TEL:03-3946-2121(代)

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