指導:前東京慈恵会医科大学産婦人科教授 寺島 芳輝 |
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女性の卵巣機能が衰えて月経が終わる「閉経」はおよそ50歳前後です。その閉経を挟み、卵巣の働きが低下する時期を更年期といいます。 更年期は自然の現象で、一時期、「のぼせ」や「冷え」などに悩まされることもありますが、これには個人差があります。 |
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閉経が近づくと急激に卵巣の女性ホルモンが減り、そのホルモン不足によって引き起こされるさまざまな症状を更年期の不定愁訴といいます。 そこで不足した女性ホルモンを補う「ホルモン補充療法」が注目されています。しかし必ずしも女性ホルモンがあればよいわけでなく、いろいろな副作用が起こる可能性もありますから、医師とよく相談してください。 女性が50歳前後になるころには、子どもの独立などで家庭環境も変わり、心理的精神的に不安定になることも大きく関係しています。 |
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更年期の身体の不調は周囲の人になかなか理解してもらえず、暗い気持になってしまうかもしれません。ちょっとした失敗が気になってクヨクヨしていませんか? 一日のうちで、炊事・洗濯・掃除などに使う時間が若いころよりも少なくなって、かえって暇をもてあましている傾向はありませんか? 更年期の肩こり、イライラなどの不定愁訴には、睡眠や休養と適切な運動が効果的です。買い物だけでなく、夫婦で一緒に新しい趣味に挑戦してみるなど、気分転換をはかり、健やかな老後を築きましょう。 |
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