健康交差点No.49 エッセー 診察室から 前号 目次 次号
釣り、エアロビ、そして健康
ささき いさお(歌手・俳優・声優)

 小学生の頃は健康優良児だった。体も大きく、成績も良かったが、体育と音楽は大の苦手だった。ところが、17歳の時、たまたま出場した、のど自慢大会で鐘が鳴り響き、「和製プレスリー」と呼ばれたのがきっかけで、プロ歌手としてデビュー、映画にも出演するようになっていった。

 今年でデビュー45周年になるが、長年、ゲストで出演した釣り番組は、趣味と実益と健康づくりを兼ね備えていて、数々の楽しい思い出がある。今でも河口湖には時々行くが、釣り名人の故西山徹さん直伝のフライ・フィッシングでブルーギル釣りを楽しみ、釣った魚は自分で料理して食べている。

 声や芝居のためにも、食べ過ぎ、飲み過ぎはしないこと、太らないことに気をつけている。週に2回は、妻とスポーツクラブのエアロビクスに通い、たまりやすい水分を汗として流している。呼吸と全身運動によって、声は以前よりも、むしろ出るようになっている。

診察室から 介護保険制度の仕組み(4)

 介護保険制度は、現在、施行から5年を目標とした制度全般の見直しが検討されており、来年4月から新制度で再出発することになります。

 見直しの中心は「予防重視型システム」への転換です。これは、総合的な介護予防システムの確立が目的で、責任主体は市町村になる予定です。

 具体的には、要支援・要介護1の軽度者を対象とし、新たに予防給付をつくるなど、明るく活力ある超高齢社会を目指して、実施に向けた議論が進められています。

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