第1103号（平成19年8月20日）

日本医師会テレビ健康講座（群馬県）
「ストップ・ザ・糖尿病！〜検診と予防〜」をテーマに

鶴谷群馬県医師会長（中央）と
中川常任理事（右）

　「日本医師会テレビ健康講座―ふれあい健康ネットワーク」の収録が，群馬県医師会ならびに群馬テレビの協力のもと，八月四日に群馬テレビのスタジオで行われた．
　本事業は，地域医療における地域医師会の役割を地域住民に理解してもらうことを目的に実施しているもので，今年度二回目となる．
　番組は，健康状態に不安を感じている群馬テレビの男性アナウンサーが，糖尿病予防に取り組んでいる川島崇群馬県医師会理事のクリニックを訪問し，「糖尿病とはどんな病気か」という基本的な事柄から，「糖尿病にならないための予防法は」「糖尿病と診断されたら」などについて質問する形で進行．川島県医理事が，糖尿病における合併症の危険性などについても，分かりやすく解説．さらに，他の医療機関に勤務する栄養士からは食事指導，健康運動指導士からは運動療法について，それぞれ具体的な説明があった．
　番組の冒頭と後半に出演した，鶴谷嘉武群馬県医師会長は，群馬県における糖尿病患者数の推移，また，県医師会が九，十月に開催予定の「糖尿病を考える市民公開セミナー」や，患者向け糖尿病対策カード「糖尿病で長生きするために」の発行など，県医師会の活動も紹介した．
　中川俊男常任理事は，番組の後半に出演し，日本糖尿病対策推進会議（日医，日本糖尿病学会，日本糖尿病協会で構成）が作成した『糖尿病治療のエッセンス』や「足チェックシート」などを紹介し，日医の糖尿病に対する取り組みについて説明した．
　また，県医師会，郡市区医師会でも糖尿病対策推進会議を積極的に活用することが重要だと，述べた．
　なお，番組は八月十九日（日），群馬テレビで午前十時から三十分間放映される．
　
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