日本医師会生涯教育カリキュラム〈2016〉

 医師は、日進月歩の医学、医療を実践するために、生涯にわたって自らの知識を広げ、技能を磨き、常に研鑽する責務を負っている。医師の生涯教育はあくまで医師個人が自己の命ずるところから内発的動機によって自主的に行うべきものであるが、自己学習・研修を効果的に行えるよう日本医師会は生涯教育制度を実施している。
 日本医師会生涯教育制度は、医師の研修意欲をさらに啓発・高揚させること、また社会に対しては、医師が勉強に励んでいる実態を示し、社会からの信頼を増すことを目的としているが、その礎となる日本医師会生涯教育カリキュラムは、平成4年に作成され、その後、平成7年、平成11年、平成13年、平成21年と内容を見直してきた。
 日本医師会生涯教育カリキュラム〈2016〉は、日本医師会生涯教育カリキュラム〈2009〉をベースとして、カリキュラムコード1から15の行動目標について改訂作業を行ったものである。検討は平成26年に開始され、日本医師会生涯教育推進委員会及び日医生涯教育制度に関するワーキンググループによって平成28年2月に作成された。
 カリキュラムの特徴として、患者全体を診ることができるよう、日常診療上頻度の高い症状や病態について、年代(小児・成人・高齢者)、性別の特性に配慮した鑑別診断の列挙と初期対応、さらに適切なタイミングで専門医に紹介でき、自分自身で継続管理する場合にはエビデンスに基づいた治療が行えるよう重点がおかれている。
 本カリキュラムに目を通して自己学習を行う際の到達目標を認識していただき、そのうえで学習を進め、講座・講習会に受講の際も偏りなく生涯教育の学習を進めていただきたいと考える。
 一方で、各都道府県医師会、郡市区医師会等においても、各種講習会等を企画・立案する際にご活用いただきたい。


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