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令和5年(2023年)6月5日(月) / 日医ニュース

生きてるんだぞ~

 10年程前から趣味でマラソンをやってます。コロナ禍で中止になっていた大会も徐々に再開されるようになって、目標ができると俄然(がぜん)やる気が湧いてきます。
 大体、フルマラソンのための準備には3カ月は掛かります。当然ですがこの3カ月が重要です、と言うよりこの3カ月が全てです。練習は嘘をつきません。フルマラソンを走らない人からしたら42・195キロメートルも走るなんて凄(すご)いと思われるでしょうが、全然そんなことはありません。
 マラソンのスタート地点では、持ちタイムがいい人から順に並んでいくので、私なんかは一番後ろになります。ちょっとできの悪いマラソンランナーくらいにしか思っていません。それでもスタート地点ではまるで遠足に出掛ける小学生の気分です。何が楽しいかと言うと「アー、もうこれでつらい練習をせんでもいい」とプチ解放感があるからです。
 私のマラソンのモットーは「頑張らない。だけど諦めない。人と比べない」です。エリートランナーは別として、私らのレベルでは頑張ってはいけません。人と比べないで、自分の身の丈に合った走りをする。そして途中で投げ出したりせずに、何があっても最後まで走り切る。マラソンはまるで人生そのものだなァーと思ってしまいます。それでやっとこさゴールできたら、達成感に満ち溢(あふ)れて「ヤッター! オレは生きてるんだー」と叫びたくなります。
 生きてる証としてマラソン、まだまだ続けますよ。

(伯耆丸)

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