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令和7年(2025年)6月5日(木) / 日医ニュース

時過ぎるとともに

 交差点に掛かるため、車をゆっくり走らせるとともに、左右の安全を確認する。左から歩行者がノンストップで歩いてくる。スマホを見ているためか、止まって通り過ぎるのを待つ私の車に気が付き、怖い顔で凝視し不快感を示している。その形相は、怒鳴りつけそうである。よく見ると、20歳代の女性である。
 法定速度で、対向車線を含め4車線の左車線に車を走らせていた。その左車線の更に左側は、歩道である。左車線の車道には、同じ方向を走るバイクや自転車を見掛けるが、反対側から自転車が走って向かってくる。自転車の速度は速くなくとも、こちらも法定速度での走行と確信を持っていたが、法定速度を超えたと錯覚を覚え、ブレーキを掛けて安全を確保する。よく見ると、中年男性の自転車がスーッと通り過ぎていった。
 交差点を左折時に、横断歩道を渡る歩行者を見ていると、歩行者用信号機は既に赤になっているが、反対側から渡ってくる歩行者がいる。歩行者の安全確保が重要であるので停車して待っていると、進行方向の信号は、黄色から赤色に変わってしまっている。
 東京の中央線に乗車した。優先席をふと見ると、2人の小学生が座っている。3人掛けであるが、1つ空いている。少し離れたところで高齢者が見ている。駅で停車したので、小学生の1人が降車した。その後、高齢者が座る。
 犯罪発生数が、2023年には70万を超えた。最近では、闇バイトで強盗、傷害、殺人、誘拐などが多発しているようだ。
 世の中は明らかに変化してきたと感じる。移り行く時代の変化とともに、この国の人の気持ちも変わっているのであろうか。

(SM)

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