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平成28年(2016年)11月5日(土) / 日医ニュース

現行制度の再延長が第一選択肢と改めて主張

 日医役員が出席した主な外部審議会(9月28日~10月6日開催)の概要を紹介する。

―社会保障審議会療養病床の在り方等に関する特別部会―(報告・鈴木常任理事)

 第3回社会保障審議会療養病床の在り方等に関する特別部会が10月5日、都内で開催された。
 当日の議題は、「療養病床の在り方等に関する検討について」であり、厚生労働省事務局より「療養病床の在り方等に関する主な論点」が示され、議論が行われた。
 その中では、介護療養型医療施設及び医療療養病床のあり方について、日医では、本特別部会の前身である「療養病床の在り方等に関する検討会」より一貫して、現行制度の再延長を第一選択肢として検討すべきと主張していることを改めて説明した。
 本特別部会で提案されている受け皿となる新たな類型の創設については、「今後の適切な移行先となり得る選択肢の拡大は必要であり、新類型が魅力ある移行先としてできるだけ使いやすいものとすることが極めて重要である」との意見を述べた他、新類型創設時の転換に当たっての経過措置については、「現場の混乱が生じないように、十分な経過措置としての再延長が必要である」とした。
 また、「療養病床からの転換を最優先するべきである」と発言するとともに、「移行したい事業者が全て円滑に移行できるように介護保険事業計画での配慮が必要である」と述べた。

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