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令和6年(2024年)1月9日(火) / 「日医君」だより

都道府県医師会の協力の下、JMATを派遣

 日本医師会は1月5日、石川県医師会の要請に基づき、1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災地の医療支援などを行うため、日本医師会災害医療チーム(JMAT)を派遣することを決定し、同日付で都道府県医師会に対して協力要請を行った。

 日本医師会では地震発生直後から石川県医師会と連絡を密にし、既に1月3日、馳浩石川県知事の要請を受けて、同県医師会による先遣JMATを被災地に派遣しているが、今回はそれに続き、被災県以外の都道府県医師会の協力も得て行う派遣となるもの。派遣期間は1月5日より当分の間を想定しており、既に被災県外のJMATの第一陣である福岡県医師会のJMATを始め、多くのJMATが現地での活動を開始、あるいは編成準備中となっている。

 JMAT隊員には被災県保健医療福祉調整本部や被災地の保健医療福祉チームの派遣調整拠点のコーディネート機能に従い、到着時の登録、現地のミーティングへの参加、派遣調整、災害診療記録の作成・J-SPEED への入力等を行うことを要請。傷害保険ないし特定指定感染症危険補償特約付帯傷害保険に加入してもらうことで、万が一の事態に備えるなど、日本医師会としてその活動の支援を行うことにしている。

 なお、派遣先については、派遣決定当初から石川県を中心とした令和6年能登半島地震災害の被災県の各避難所、救護所、その他(被災地の医療機関、介護施設を含む)としており、当面は七尾市や穴水町、また志賀町、旧富来町等の避難所や介護施設等、あるいは被災地からの1.5次、2次避難所とし、順次拡大する予定としている。

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