2022年7月26日
救急医療機関における宿日直許可に関するアンケート調査について
医師の働き方改革の大きな課題のひとつとして、医療機関では医師の「宿日直許可」(労働時間の適用除外)の問題があります。
医師の宿日直には、一般業種とは異なり、①救急外来、入院患者対応といった気を張り詰めた業務が一定程度発生する、②宿日直中であっても、応招義務があるため対応しなければならない、③多くの医療機関が自院の医師だけでは対応できず大学病院からの応援に依存している、等の特殊性があります。
このまま、罰則付きの時間外労働の上限規制、勤務間インターバル規制、連続勤務時間制限が導入されると、「上限規制を遵守するために医療提供体制を縮小せざるを得なくなる」、「大学病院からの応援で成り立っている地方の医療機関では、宿日直許可が取れないために、通算後の上限時間超過を懸念する大学病院から医師を引き上げられ、医療提供体制を縮小せざるを得なくなる」といった事象が全国で起こることが懸念されます。
そこで、今般、日本医師会では、救急医療を担っている全国の医療機関に対して、特に影響が大きいと思われる夜間帯(当直帯)の救急医療の実態を調査することとしました。
ご多忙のところ大変恐縮ですが、本調査の趣旨をご理解いただき、何とぞご協力を賜りますようお願い申し上げます。
1.対象医療機関
「救急医療管理加算」の届出をしている全国3,802の病院及び有床診療所
2.調査期間
2022年6月~7月15日(金)24:00まで
3.回答方法
4.アンケート結果について
日本医師会のホームページで公開いたします。
不明点などのお問い合わせ先
日本医師会 健康医療第一課 福間・内田
TEL:03-3942-6138
e-mail:wsr@po.med.or.jp