2022年11月17日
日本医師会年次報告書
日本医師会は、組織としての活動を開始して以来、国民の医療に対する安心、安全に資するための活動を一貫して行ってきております。
本会の定款第3条には、「本会は、都道府県医師会及び郡市区等医師会との連携のもと、医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする」と定められており、その活動内容は、地域医療の充実を図ることを原点として、医師の倫理・医療倫理の敷衍、医師に対する教育活動、国民への医療の啓発活動、政府・自治体・行政との意見交換、さらには国際交流まで、幅広い分野に及んでおります。
令和3年度も、新型コロナウイルスの感染拡大期があり、国民の皆様に引き続きの感染拡大防止へのお願いをし、その対策へご協力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。また、全国の医療機関、医療関係者にとっては、通常の医療の提供を行う一方で、新型コロナウイルス感染症と闘うという状況が続き、その対応に尽力いただきましたことに対して御礼を申し上げます。
このような難しい状況下で、本会としての最大の責務は、国民が安心できる医療提供体制を構築しておくことですので、今後も、医療関係者や地域医師会から現場の意見をくみ取り、関係各所とも協力し、充実した医療提供体制を実現することによって、よりいっそうの国民の信頼を得ることに繋げてゆきたいと考えております。
健康で長寿な生涯を送ることができるということは、国民にとっての最大関心事です。今後も安心で安全な社会であり続けるために、会務を誠実に運営し、わが国の社会保障の充実に寄与してまいりたいと思います。
本編には、令和3年度の活動が網羅されております。ぜひ、ご一読いただき、日本医師会の基本方針とその活動にご理解を賜われば幸甚です。
会長 松本 吉郎
日本医師会年次報告書データ
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