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平成30年(2018年)6月20日(水) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

『JMA Journal』の創刊を公表

定例記者会見 5月30日

 羽鳥裕常任理事は、日医が1958年より発行してきた英文誌JMAJ(旧Asian Medical Journal)を国際社会で広く共有される学術誌に成長させていくことを目的として、『JMA Journal』を新たなオープン・アクセスジャーナルとして、本年9月に創刊することを公表した。
 創刊に当たっては、日本の医学・医療や日医の医療政策、国際保健に関する取り組み等を紹介してきたJMAJを更に発展させ、世界中から優れた研究結果を収載し、グローバルで幅広い観点をもち、国際社会で広く共有されることを目指して、日本医学会の協力の下、2016年から準備を進めてきたことを報告。
 企画・編集に関しては、跡見裕杏林大学名誉学長、福井次矢聖路加国際病院長の2名を編集長、五十嵐隆国立成育医療研究センター理事長を副編集長とし、必要に応じてメンバー(海外研究者など)を拡大することも検討しているとした。
 初年度は年2回の発刊とし、第2号は来年3月に、次年度以降は、徐々に発行回数を増やしながら、国際的に通用する学術誌に発展させていきたいとの考えを示した。
 また、臨床医学、基礎医学、公衆衛生学など、医学に関する全領域の研究論文だけでなく、医療政策やオピニオン等の投稿も幅広く受け付けることとする他、初年度のみ、冊子としても作成して関係機関等に配布するが、以降はWebでのオープンな形で、より迅速に論文を掲載していく予定であるとした。
 更に、同常任理事は今後に関して、世界医師会での活動等を通して、長年良好な関係にあるアメリカ医師会発行の『JAMA Network Open』との連携なども検討し、広く投稿を呼び掛けていくことを明らかにした上で、「日本から世界に向けて、最も信頼のできる医療情報を発信していきたい。メディアの方々にもぜひ『JMA Journal』の広報に協力して欲しい」と述べた。

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