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令和8年(2026年)2月20日(金) / 日医ニュース

診療報酬改定

 2025年12月に2026年度診療報酬改定率が決まった。3・09%と個人的に予想していたよりも良い改定率であった。改定前には地域の市議会議員や県議会議員と面談して、医療業界の厳しさを伝えたり、改定率決定直前に自民党本部で行われた「社会保障を守る会緊急集会」に出席したりもした。
 医師会の仕事に携わるようになってからの経験で分かったことがある。それは、正しいことをいくら言ってもそれだけでは何も変わらない、ということである。医療業界内に身を置く我々は現在の苦境を肌で感じており、この状況が続けば地域医療が近い将来崩壊することは実感している。
 一方で、医療費の25%は政府支出なので、それをできるだけ減らしたい財務省、社会保険料を減らしたい若年層などには我々の実感は届かない。または古いイメージ(医師は金持ち)で無視される。
 我々の主張を達成するために必要な力は何であろうか? それは政治力であることを、医師会活動を通じて強く感じている。これまでは投票してもしなくても変わらないと思っていたが、選挙こそ非常に重要であった。実行力をもたないで理想を語っても何もかなわない。現実世界は残酷である。
 翻って、わが日本はどうであろうか? ウクライナ侵攻、マドゥロ氏拉致事件など、国際社会はアナーキーな状態である。その現実の中で日本が生き残っていくためには、防衛力という力を伴うことが必要ではないかとの思いに至っている。

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