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令和5年(2023年)12月5日(火) / 日医ニュース

ハーバード大学T. H. Chan公衆衛生大学院 武見国際保健プログラム設立40周年記念シンポジウム出席

後藤あや教授、マイケル・ライシュ名誉教授と後藤あや教授、マイケル・ライシュ名誉教授と

後藤あや教授、マイケル・ライシュ名誉教授と後藤あや教授、マイケル・ライシュ名誉教授と

 1983年にハーバード大学が同大学公衆衛生大学院に設立した武見国際保健プログラムの設立40周年記念シンポジウムがボストンのハーバード大学で開催され、日本医師会より角田徹副会長、今村英仁常任理事が参加した。
 全体の参加者は、32カ国からの武見フェロー74人(内、日本人11人)を含め約130人であった。
 10月20日には武見フェローによる事前会議が行われ、今村常任理事が参加し、武見プログラムの将来に何を期待するかについて意見が交わされた。
 夕刻にはレセプションが開催され、ジェーン・キム同大学院暫定学部長、鈴木光太郎在ボストン日本国総領事に続き、角田副会長があいさつを行った。
 21日は「デジタルヘルス:グローバルヘルスにとっての機会と挑戦」をテーマにシンポジウムが行われた。
 式典では、マイケル・ライシュ名誉教授による開会宣言、鈴木総領事のあいさつに続き、松本吉郎会長、武見敬三厚生労働大臣によるビデオメッセージが寄せられた。
 基調講演では、医療における諸課題を解決するAIのパーソナライゼーションに取り組むCasual Foundry社CEOのアフリカ・ペリアネス氏による「医療におけるデジタルトランスフォーメーション:AIはいかにして医療システムのパフォーマンスを向上させるか」と題した講演が行われた。
 その後、「普遍的インターネットアクセス」「デジタルサポートと医療従事者」「在宅医療の提供」「患者搬送と医療製品の物流管理」「医療システムにおけるデータの重要性」をテーマにセッションが行われた。
 そして、閉会あいさつにおいてライシュ名誉教授から、後任の武見プログラム主任教授として、後藤あや福島県立医科大学総合科学教育研究センター・大学院医学研究科国際地域保健学教授(2012~2013年武見フェロー)の就任が公表された。同教授は来年1月より主任教授を務める予定であり、ライシュ名誉教授は引き続き同プログラムを支援していくことになる。
 同日夕刻には総領事館において夕食会が催され、角田副会長が本会を代表し、ライシュ名誉教授始め武見フェロー及びシンポジウムの関係者の労に感謝する内容のスピーチを行った。

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