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令和7年(2025年)12月20日(土) / 日医ニュース

高市総理に医療機関等の窮状を訴え、補正予算並びに次期診療報酬改定での対応等を要望

高市総理に医療機関等の窮状を訴え、補正予算並びに次期診療報酬改定での対応等を要望

高市総理に医療機関等の窮状を訴え、補正予算並びに次期診療報酬改定での対応等を要望

 松本吉郎会長は11月20日、高橋英登日本歯科医師会長、岩月進日本薬剤師会長らと共に総理官邸を訪れ、高市早苗内閣総理大臣と初会談を行った。
 会談の中で松本会長は、昨今の賃金上昇、物価高騰により、医療機関経営は極めて厳しい状況にあることを説明。「まずは補正予算で対応頂き、その対応を発射台として、次期診療報酬改定においても安定した財源の確保をお願いしたい」と要望した。
 これに対して、高市総理は社会保障分野で人材流出が起きることのないよう、しっかりと賃金を引き上げ、物価高騰への対応ができるような補正予算を組むよう指示を出していると説明。診療報酬改定については、「さまざまな課題はあるが、国民の生命と健康を支えている診療所を含めた医療機関をしっかりと支援できるよう検討していきたい」と応じた。
 その他、松本会長はOTC類似薬の保険給付のあり方の見直しについても言及。保険適用除外とした場合の安全性の問題や患者に多大な負担を生じさせること等を説明し、OTC類似薬の保険適用除外には日本医師会として明確に反対であることを伝えた。

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