医師のみなさまへ

2018年12月13日

世界医師会(WMA)

世界医師会 World Medical Association(WMA)

 世界医師会(World Medical Association:WMA)は、1947年9月17日、パリにおいて27カ国からの医師が一堂に会し、第1回総会を開催したことを契機として設立された。WMAでは、医学教育・医学・医術および医の倫理における国際的水準をできるだけ高め、また世界のすべての人々を対象にしたヘルスケアの実現に努めながら人類に奉仕すること」を目的としている。WMAの目的は、医学教育・医学・医術および医の倫理における最高の国際的水準を達成し、こうして世界のすべての人々のためのヘルスケアの実現に奉仕することにある。

 WMAの使命の中心となるのは健康促進と医師と患者間の良好な関係の促進である故に、WHOとの協力関係がWMAの外部との関係を最重要と位置付ける。WMAは医療の幅広い分野においてWHOと積極的な連携を図り、特に最近では医療制度の構築と公衆衛生体制の強化に重点を置いている。

 WMAは、現在では113カ国医師会が加盟し、全世界の医師を代表したNGOの国際的な連合体として、医の倫理や社会医学に関連するテーマを協議している。これまでに、医の倫理に関する「ジュネーブ宣言」、人間を対象とする医学研究の倫理的原則「ヘルシンキ宣言」、患者の権利に関する「リスボン宣言」等の文書を採択し公開している。また、2018年レイキャビク総会において、日本医師会の提案により、各国の状況に応じた母子健康手帳の普及を自国の保健当局、医療機関へ働きかける「母子健康手帳の開発と普及に関する声明」が採択された。

 日本医師会は1951年の第5回ストックホルム総会において加盟し、1971年東京理事会、1975年東京総会、2004年東京総会、2014年に東京理事会を開催した。日本医師会からは、これまでに武見太郎元会長(1975年就任、第29代会長)、坪井栄孝元会長(2000年就任、第52代会長)がWMA会長に就任しており、横倉義武会長が2017年10月のシカゴ総会で第68代WMA会長に就任し、2018年10月のレイキャビク総会で会長を退任した。現在は、WMA前会長を務めている。日本医師会は加盟国医師会の中で最も多い151,000人の申告会員、WMA会長、WMA理事3名を擁し、その活動に積極的に関わっている。

国際活動トップへ