2025年9月17日
かかりつけ医機能報告制度にかかる研修
2025年4月よりかかりつけ医機能報告制度が施行されました。(初回報告は2026年(令和8年)1月頃を予定。)
同制度では、「かかりつけ医機能に関する研修の修了者の有無」が報告事項の1つとなっています。
今般、日本医師会では、報告対象となる全ての医療機関が当該研修修了を適切に報告できるようにするため、「かかりつけ医機能報告制度にかかる研修」を創設し、研修修了者に対する修了証の発行等、報告にあたって必要な環境を整備いたしました。
なお、「かかりつけ医機能報告制度にかかる研修」については、同制度の報告対象に該当する研修として位置付けられるよう厚生労働省に申出を行う予定です。
かかりつけ医機能報告制度
医療機関からの報告に基づき、地域に根差して活動している医師の実績等を可視化することにより、国民・患者が自身のニーズに応じて適切な医療機関を自ら選択できるよう支援を行うとともに、地域に必要なかかりつけ医機能の確保に向けて関係者間で話し合い、その地域の医療需要を満たすような取組につなげてもらうことを目的としています。
不足している機能を充足するだけではなく、いま円滑に機能している医療提供体制を一層充実したものにするため、多くの医療機関に報告制度に参加していただく必要があります。
報告はG-MISを使用して行いますが、詳細は別途お知らせします。
本制度は、『日医かかりつけ医機能研修制度』とは別の国の制度です。
研修対象者
原則、地域に根差して活動し、臨床に従事する医師
研修概要
- 座学研修(知識)
日本医師会生涯教育制度 における各種研修。
(1時間=1単位。最小は30分=0.5単位。)
- 実地研修(経験)
現に携わっている、またはこれまでに携わった地域に根差した活動等であって、都道府県または郡市区医師会長等が承認したもの。(1研修あたり5単位)
詳細は「かかりつけ医機能報告制度にかかる研修 実施要綱」をご参照
修了証
座学研修(知識)および実地研修(経験)をそれぞれ受講(必須)し、合計で10単位以上取得された場合に修了証が発行されます。
なお、修了証発行の手順は以下のとおりです。
- ① 医師会会員情報システム(MAMIS)または修了申請書(紙媒体)により、都道府県医師会または郡市区医師会(地域によって異なります)に当該研修に係る修了申請を行う。
- ② 申請先の医師会において申請内容を確認、承認。
- ③ 修了証発行(MAMISマイページよりダウンロード、または医師会より送付)
かかりつけ医機能報告制度にかかる研修/修了申請および修了証発行方法
修了申請
以下のいずれかの方法により、先生方から医師会あて修了申請を行ってください。
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① 医師会会員情報システム(MAMIS)により医師会あて申請する。
MAMIS 研修管理機能マニュアル<医師向け(マイページ) かかりつけ医機能報告制度にかかる研修の修了申請編>Ver.1.0
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② 修了申請書(紙媒体)を作成の上、ご所属医師会(または最寄りの医師会)あてに送付する。
修了証発行方法
申請先の医師会において申請内容を確認、承認後、修了証を発行します。なお、修了証は以下のいずれかの方法により取得できます。
- ① 医師会会員情報システム(MAMIS)よりダウンロード
- ② 修了申請書の記載内容に基づき、医師会より修了証を送付
修了申請書(様式)
修了申請書(様式)
医師会会員情報システム(MAMIS)による申請が困難な場合、以下の様式をダウンロード・ご記入の上、ご所属の医師会(または最寄りの医師会)に送付してください。
なお、座学研修(日医生涯教育制度)単位追加申告書については、日医生涯教育制度の単位が不足する場合のみダウンロード・ご記入ください。
※単位追加申告書により追加された単位は日医生涯教育制度の単位として加算されます。
- かかりつけ医機能報告制度にかかる研修 修了申請書
- 実地研修(経験)報告書
※報告書と合わせて、参加証等の申請内容に関する証明書を添付してください。 - 座学研修(日医生涯教育制度)単位追加申告書