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令和2年(2020年)5月5日(火) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

AMDA実施の「わが国に滞在する外国人に対する新型コロナウイルス等に関する電話相談」を支援

日医定例記者会見 4月8・15日

 松本吉郎常任理事は、新型コロナウイルスの感染状況に鑑み、日医として外国人に対する医療相談への支援として、長年外国人の方々への医療相談や電話医療通訳などに対応してきた、AMDA国際医療情報センターに対して支援をしていくことを明らかにし、その概要について説明した。
 同センターの代表の小林理事長(神奈川県大和市医師会長)は、日医の「外国人医療対策委員会」の委員も務めている。
 同常任理事は、今回の支援の背景として、(1)現状、外国人の方々も日本人と同様に帰国者・接触者相談センターに相談することが可能である中で、十分な対応ができているか実態は不明である、(2)外国人の方々からの相談が増えてきているとの情報もあり、現在、日本に滞在している外国人の方々が、どの場合にどの医療機関にかかればよいのか、適切につないでいく必要がある―こと等があると説明した。
 事業の内容は、対象:日本に滞在している外国人、期間:4月10日(金)~5月20日(水)の約1カ月強を想定、運営時間:基本的に10時から17時、対応言語:英語(毎日)、中国語(平日)、その他の言語(韓国語・タイ語・スペイン語・ポルトガル語・フィリピン語・ベトナム語等)(曜日指定)、連絡先:AMDA国際医療情報センターTEL:03-6233-9266となっている(本事業は、国が実施している「帰国者・接触者相談センター」や「帰国者・接触者外来」とは別の独自の取り組みとなる)。
 同常任理事は、「新型コロナウイルス感染症の国内での感染者が急増する中で、どのように行動したら良いのかなど、日本語が分からない外国人の方々の不安は計り知れない」と述べた上で、「AMDA国際医療情報センターにおいても、記者会見や英字新聞を通して本相談体制の周知を行う予定であるが、ぜひその周知をお願いしたい」として、協力を求めた。

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